予防歯科

まずは「虫歯予防」から

まずは「虫歯予防」から

お口の中は、通常中性に保たれています。
しかし、食事をするとお口の中が酸性になります。
そうするとプラーク(食べ残し)をエサに虫歯菌の活動が活発になります。

その結果、カルシウムを含むミネラルが溶け出します。

では、食事をするとどんどん歯は弱くなるのでしょうか?

だ液の中の緩衝能という能力が、酸性から中性に戻してくれます。
その中性に戻った時、だ液に含まれるカルシウムを再度取り込んで再生しようとします。
これを再石灰化といいます。

カルシウムは歯から出たり入ったりを繰り返して、バランスが取れているのです。
虫歯とはこのバランスが崩れ、カルシウムが出て行く量が多い時に起こります。

そのため、できるだけ抵抗力のあるお子様の時から、歯ブラシのお手入れとPMTCクリーニング(定期的な歯の掃除)で予防しましょう。

あなたの歯は大丈夫ですか?「歯周病」

あなたの歯は大丈夫ですか?「歯周病」

お口は普段、体の免疫力・抵抗力でお口の中の300種類以上のばい菌を押さえ込んでいます。その抵抗力が弱いとばい菌の活動が活発になり、様々なトラブルが発生します。

そのひとつのトラブルとして歯周病があげられます。

歯周病とは?

食べかすをエサにしてばい菌は増え、毒をだし、歯茎を腫れさせます。
腫れれば腫れるほど、歯と歯茎の間(ポケット)は深くなります。
深くなると奥には歯ブラシが届かなくなり、どんどん悪化していきます。

歯周病を防ぐ方法は?

自分自身で管理できる部分は、ポケットの浅い部分のみです。
深い場所は特別な器械を使わないと汚れはとれません。
そのために、当院ではPMTCという機器を使用しています。

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)

当院ではPMTC専用のチェアを導入しています。
お口の中は自分で見ることはとても難しいことです。
患者様、歯科医、衛生士3人で見る。3人4脚で進めていきましょう!

しかし、一度減った骨を元に戻すのは、ほぼ不可能です。
一度進んだ歯周炎は進行スピードをゆっくりさせるか、止めるので精一杯です。
そのため、できるだけ抵抗力のある早い時期から治療と予防をおすすめします。

「歯ぎしり」にご注意を

「歯ぎしり」にご注意を

眠っているときギシギシと歯で音を立てる、夜間に起こりやすいこの行為を歯ぎしり(ブラキシズム)といいます。

あなたは歯ぎしりや咬みしめをしていませんか?
実際に行っていても、気づいていない方がたくさんいらっしゃいます。
それでは下記項目をチェックしてみましょう。

レッドゾーン

このレッドゾーンのチェック項目で3つ以上当てはまる方は、ほぼブラキシズムであるといえます。

□ 歯ぎしりをしていると、家族から指摘されたことがある

□ 集中している時、緊張している時など、無意識のうちに咬みしめていることが多い

□ 歯科医院で「歯ぎしりや咬みしめをしていませんか?」と聞かれたことがある

□ 歯が割れた(折れた)ことがある(事故・けがを除く)

□ 頬の内側の粘膜や舌の周辺に歯の跡がついている

□ 歯がかなり磨り減っている

□ 肩こりがひどい

□ 頭痛がすることが多い

イエローゾーン

レッドゾーンのチェックで該当する項目が1つ以上あり、このイエローゾーンにもあてはまる項目が3つ以上ある場合、ブラキシズムの可能性が高いといえます。

□ 詰め物がたびたびはずれる

□ 犬歯やその前後の先端が極端に擦り減っている

□ 朝起きたときに、口の周囲にこわばりがある

□ 歯茎が硬く隆起しているところがある

□ 歯の付け根がくぼんでいる

□ 虫歯でもないのに、しみることがある(知覚過敏)

□ あごの関節に痛みがあったり、カクカク音がなる

□ エラが張っている

□ ストレスがたまりやすい

チェック項目は以上になります。レッドゾーンのチェック項目で3つ以上、イエローゾーンで3つ以上項目がある方は一度ご相談ください。

歯のクリーニング

頑固な歯の汚れ(歯垢や歯石)を特別な器具を使い、プロの手で丁寧にクリーニングします。定期的にクリーニングを行うことで、歯のトラブルを予防できます。

メリット

・歯が白くなる
・歯肉が健康になる
・むし歯が防げる

クリーニングの流れ

頑固な歯の汚れ(歯垢や歯石)を特別な器具を使い、プロの手で丁寧にクリーニングします。定期的にクリーニングを行うことで、歯のトラブルを予防できます。

STEP1

口腔内をチェック!歯垢・歯石を除去します。

STEP2

特別な機器を使い、一本一本ピカピカにクリーニングします。

STEP3

歯科・衛生士からのデンタルアドバイス!

お口のトラブルを未然に防ぐために、定期的に受診することをオススメします。
受診の目安:3ヶ月~6ヶ月に1回。
※お口の状態により個人差があります。